平成22年11月3日(・水)
文化の日のこの日、お天気に恵まれ、与謝野晶子歌碑除幕式が
大勢の方々のご参列をいただき、目出度く執り行なわれました。


世の中も、人の心も、かつての、清い流れの、石津川のように、澄み渡り、

豊かで平和であるようにと、我が石津の神への祈りを込め、

来年に迎える、社殿御造営二十周年記念事業の一環として、

晶子氏の”清きながれの石津川”を詠んだ歌碑を、本年、境内に建立するにいたりました。

『古さとの 小き街の 碑に彫られ 百とせの後 あらむとすらむ』

明治43年に晶子氏の、詠まれた歌から、ちょうど100年目を迎える、

この石碑の建立に、結ばれる、奇しきご縁を感じます。

 
              かみいし 
   堺市立 神石小学校のこどもたちと、
       
「地球環境大賞」

      みたらいがわ    ますかがみ
 遠き昔、御手洗川とも、益鏡の川ともいわれ、石津の川原で清めて、お参りしていたそうです。

 かつての流れは、大きくすげ替えられ、その様変わりに、昔のよすがも知る由もない有り様ですが、

近年、この郷の、神石小学校の子どもさんたちが、川辺に「ヨシ苗」を移植、その「ヨシ原再生」による

河川浄化の功績や、この環境教育の取り組みが、称えられ、数々の表彰を受けられてきました。

平成21年には、社会に貢献する数多の企業に並び、第18回 『 地球環境大賞 』 (フジサンケイ

グループ主催)で「 環境地域貢献賞 」受賞されました。

 
成果は、平成22年今夏、石津の川に”鮎”が7匹!・・・最終の調べで、13匹!だったそうです。
                          
                         (ボランティア団体「石津川に鮎を」確認)
  
   
  足立氏に歌意の説明を受ける
          
   よ さ の     あきこ

 与謝野 晶子 (明治11年〜昭和17年)

 堺の甲斐町に、和菓子で有名な 駿河屋の三女として誕生し、明治・大正・昭和を、短歌とともに生きた

与謝野晶子。「情熱の歌人」と呼ばれた晶子は、近代文学史上、屈指の女性であるとともに、与謝野

鉄幹の妻であり、11人の子どもたちの母でもありました。

  明治34年に出版された 『みだれ髪』 は、鉄幹へのあふれる愛と青春のみずみずしさを歌いあげ

若い世代の圧倒的な支持を得て、浪漫主義の代表作となりました。

             与謝野晶子倶楽部編纂「与謝野晶子歌碑めぐり」より
 
 
 

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